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セックスについて悩んでいる人へ

2016年10月更新

HIV陽性とわかってから、セックスをするのが怖くなったり、うしろめたい気持ちになったり、面倒だと思うようになったりする人もいます。性欲が減退するひともいますし、特に変化はない人もいます。

HIVは無防備なセックスによって感染する可能性がある病気ですが、HIV陽性者がセックスをすることはまったく悪いことではありません。ちょっとした工夫で安心してセックスをすることができる人もいます。やはりその気になれないと言う人もいるでしょう。

セックスが自分にとってどのくらい大事なことなのかも、ひとそれぞれ異なります。自分なりのペースで自分らしいセックスをとりもどせることを願って、いくつかのポイントをまとめてみました。

1.HIV陽性者の多くがセックスをしている

HIVは長期療養が可能な病気になり、陽性とわかる以前と同じような生活を続けている人が多くなりました。HIV陽性者のセックスについて調べたデータはあまり多くありませんが、8割の人がHIV陽性とわかってからセックスをしたことがあると回答している調査結果があります。一方で、セックスの頻度、相手の数、セックスの仕方が変化した人が多くいるということもわかっています。なんらかの変化がありながらも、HIV陽性者の多くがセックスをしていると言っていいでしょう。

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グラフで見る Futures Japan 調査結果

「Futures Japan ~ HIV陽性者のためのウェブ調査~」(第1回)の分析結果をもとに、目で見てわかりやすく、利用しや すいツールとして作成された冊子。HIV陽性者の生活、通院、セックス、アディクション(依存)、メンタルヘルス、人間関係など幅広い。

 

第6章「セクシュアルヘルス」(P.22~P.26)
陽性とわかってからのセックス| 多様なセックス | 相手との関係 | 性の健康と相談 |など
http://survey.futures-japan.jp/doc/Futures_page_v2.pdf

HIV陽性者の視点で読み解く長期療養時代

6章「周囲の人たちとの関係」
http://chokiryoyo.ptokyo.org/contents_6.html

データで見る、ゲイバイセクシャルとHIV/エイズ情報ファイル(HIVマップ )

ゲイ・バイセクシュアル男性とHIVの現状を知るための情報がまとめられている。さまざまなデータをグラフにして解説してたり、コラムや手記なども掲載。HIVの基礎知識、流行状況、コンドーム使用率や検査経験、HIV陽性者の生活など幅広い。
http://hiv-map.net/file/

キーワードで探す → 陽性者のセックス

 

2.HIVの感染力は強くない。知識を整理して行為別にリスクを考える。

HIVはセックスで感染する病気ですが、いくつかの限られた「体液と粘膜」、「粘膜と粘膜」が触れるときにのみ感染の可能性があり、その可能性は比較的高いものから、ほとんどゼロに近いものまであります。また、それぞれの行為を「する/される」によっても、射精の有無によってもリスクが異なります。さらに、粘膜の状態、他の性感染症にかかっているかどうか、HIV陽性者が持っているウイルスの量(HIV RNA定量)などによって差があると言われています。

これらを自分なりに整理して考えることで、必要以上に神経質にならずに、必要な感染防止をしながらセックスができる方法が見つかるかもしれません。また、HIV感染はコンドームを使うことで防ぐことができるため、コンドームはHIV陽性者にとっても重要なアイテムです。

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「ポジティブなSEX LIFE ハンドブック」(2015年3月発行)

HIV陽性者がセックスライフをどのように過ごしていったらいいかを考えるヒントを、いくつかのポイントに整理して書かれている。セックスの相手との関係/セーファーセックス/妊娠・出産/依存症・アディクション/医療機関でセックスの相談など。Futures Japan ~HIV陽性者のためのウェブ調査~(第1回)の結果も一部紹介されている。(厚労科研「HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班」)
http://www.haart-support.jp/pdf/h26_positive_sexlife_handbook.pdf

HAVE A NICE SEX ―HIV感染のメカニズム[理論編・実践編](2016年10月版)

HIVの感染のメカニズムを理論編と実践編でわかりやすく解説している。HIV陽性/陰性/どちらかわかない人など、誰でもが役に立ち、自分なりのセーファーセックスができるよう、基礎知識から具体的な知恵まで幅広い。また、HIV(エイズウイルス)の量と感染しやすさの関係や、HIVと性感染症の密接な関係についてなどの情報も掲載されている。(企画・制作:特定非営利活動法人akta)

http://akta.jp/HNS/

「あなたと、あなたのイイひとへ。」(2006年版)

HIV陽性が分かってからも、自分と自分の相手をお互いに守りながら生活やセックスを楽しむことができるようにと製作された冊子。感染経路、セーファーセックスのガイドライン、異性や男性同士のセックス、他の性感染症、日常生活についてなど、Q&Aとコラムで丁寧に説明している。 (編集・制作:大阪医療センター HIV/AIDS先端医療センター)
http://www.onh.go.jp/khac/data/anatato.pdf

「女性のためのQ&A 貴女らしく明日を生きるために」(2012年3月発行 第3版)

女性HIV陽性者向けに、日常生活だけでなく妊娠・出産・育児に関する注意すべきポイントや福祉制度・サポート情報などもまとめられている。(編集発行:平成23年度厚労科研 HIV感染妊婦とその出生児の調査・解析及び診療・支援体制の整備に関する総合的研究班)
http://api-net.jfap.or.jp/library/guideLine/boshi/images/2009_patient.pdf

キーワードで探す → セクシュアルヘルス HIVの感染経路

 

3.他のSTDやHIVの再感染、薬剤耐性について理解する

HIV陽性だとわかると、セックスの相手にHIVをうつさないようにすることばかりを考える人がいます。しかし、相手からSTD(性感染症)が自分に感染する可能性や、再度HIVに感染する可能性も考える必要があります。感染しやすい行為がHIVとは異なるSTDもありますので、やはり行為ごとに知識を整理しておくと安心です。

HIV陽性者がSTD(性感染症)にかかった場合、陽性でない人よりも治療に時間がかったり、より重い症状になったりすることがあります。また、再度HIVに感染した場合、異なるタイプのウイルスや薬剤耐性(薬が効かない/効きにくい)のウイルスに感染することがありますし、免疫力が下がり重い症状になることもあります。HIV陽性者同士でセックスをする場合も、こういったこと理解しておくことが大切です。

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SAFER SEX info

MASH大阪が提供するセクシャルヘルス応援サイト。HIVや様々な性感染症について、病名別・行為別で調べることができる。
http://www.safersex.jp/

「Male STDs Action Guide-男子のためのSTDハンドブック-」(2015年12月版)

男性に多くみられる性感染症(STD)の特徴的な症状を、患部の写真とともに紹介している冊子。STDにかかってしまったかもしれない人や、STDのことをもっと知りたい人を対象に情報を提供している。(編集協力:しらかば診療所/発行:ヴィーヴヘルスケア株式会社)
http://glaxosmithkline.co.jp/viiv/healthcare/download.html#STDhandbook

HAVE A NICE SEX ―HIV感染のメカニズム[理論編・実践編](2016年10月版)

HIVの感染のメカニズムを理論編と実践編でわかりやすく解説している。HIV陽性/陰性/どちらかわかない人など、誰でもが役に立ち、自分なりのセーファーセックスができるよう、基礎知識から具体的な知恵まで幅広い。また、HIV(エイズウイルス)の量と感染しやすさの関係や、HIVと性感染症の密接な関係についてなどの情報も掲載されている。(企画・制作:特定非営利活動法人akta)

http://akta.jp/HNS/

STD情報ページ 動くゲイとレズビアンの会 (アカー)

男性同士のセックスと性感染症の情報を提供するページ。病名からみる編、症状からみる編、行為からみる編、キモチからみる編の4つにまとめられている。
http://www.occur.or.jp/STD_INFO/index.shtml

若者のための性感染症情報ネット Hの病気

性感染症についてわかりやすく解説したサイト。Q&A、主な性感染症の症状と治療法、相談先などを掲載。携帯サイトもある。性の健康医学財団運営。
http://plaza.umin.ac.jp/std-com/

Women’s Health(ウーマンズヘルス)

からだやこころ、性・妊娠・出産など、女性の健康に関する総合サイト。かしこい患者学、知っておきたい女性のからだ、ドクター相談室Q&A 、などがある。別に、女の子のための携帯サイトGirls’s Naviがある。日本家族計画協会運営。
http://www.jfpa.info/wh/

梅毒 ―意外と身近な感染症―

ゲイ・バイセクシャル男性の間で流行している梅毒について、その症状や検査、予防方法などをマンガでわかりやすく説明している。(厚生労働科学研究委託事業「梅毒の新たな検査手法の開発等に関する研究」の委託によりSHIPが運営)
http://std-navi.net/

梅毒にご用心。

男性同性間で急増している梅毒について、感染経路(行為)、症状、検査、治療について簡単にまとめて紹介している。福岡県内の梅毒検査の施設の情報も掲載。(コミュニティーセンターhaco)
http://loveactf.jp/topics/tp150301baidoku.html

イボイボコミュニケーションスタジオ(コンジローマ情報サイト)

尖圭コンジローマの情報サイト。男女別のセルフチェック、症状の解説や治療方法、再発についてなど、発見から治療後に気になることまで幅広く網羅されている。(持田製薬提供)
http://www.mochida.co.jp/ibonnu/

ヘルペス情報サイト Herpes.jp

ヘルペス全般についての情報サイト。口唇・性器ヘルペスや帯状疱疹などヘルペスウイルスによる疾患について、それぞれ症状や治療方法についての解説が掲載されている。また口唇ヘルペス・性器ヘルペスに関しては、実際に治療された方へのアンケート結果なども掲載している。(グラクソ・スミスクライン株式会社提供)
http://herpes.jp/index.html

キーワードで探す → 性感染症(STD) HIVの感染経路

 

4.セックスについて話す/自分なりのガイドラインをつくる

安心してセックスを楽しむためには、一般的な情報整理をするだけでなく、自分のセックスにあてはめてなるべく具体的に考えてみると良いでしょう。そこではじめてリアルにイメージができて安心できる人もいるでしょうし、あらためて疑問や不安が浮かぶ場合もあります。

なるべく、一人で考え込まずに、誰かと話をしてみましょう。同じようなことで悩んでいるHIV陽性者もいるかもしれませんし、気の許せる友人に話すことができる人もいるでしょう。セックスやセクシュアリティに理解のある医療従事者に話してみたり、NGO・NPOなど相談機関を利用したり、ワークショップに参加するなど様々な方法があります。

セーファー・セックスのガイドライン(目安)を、セックスをする相手と話し合いながら作ることができれば良いですが、そのようなことが必ずしもできるとは限りません。その場合、少なくとも自分自身が納得できるガイドラインを作ってみてはいかがでしょう。

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Talking about SEX (日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス)

ゲイ・バイセクシュアル男性向けにセックスについて考えるプログラムを提供している。HIV陽性者限定のワークショップと、HIV陽性者限定でないトークショーがある。
http://www.janpplus.jp/project/talking_about_sex/

Living with HIV ~身近な人からHIV陽性と伝えられたあなたへ~

HIV陽性者のパートナー、家族、友だち、職場の仲間とHIV陽性者による計24編の手記と、基礎知識やデータを取りまとめたコラムで構成されている。Webサイト版/冊子版があり、冊子はをWebサイト内より申し込むと無償配布される。(制作:ぷれいす東京)
http://lwh.ptokyo.org/

[人間関係・恋愛・SEX]

Q6:オーラルセックスのときにいつもどのようにしたらいいかとまどってしまいます。みなさんはどうしてますか?自分なりのガイドラインがありますか? (ぷれいす東京「HIV/エイズ よくある質問・みんなの回答集」)
http://www.ptokyo.org/faq/Q/232

Q8:セックスを安心して楽しむために、皆さんはどうしていますか?  (ぷれいす東京「HIV/エイズ よくある質問・みんなの回答集」)
http://www.ptokyo.org/faq/Q/230

キーワードで探す → 陽性者のセックス セクシュアルヘルス ピアサポート(陽性者向け)

電話相談

 

5.セックスをする相手に伝える?伝えない?

セックスをする相手に、自分がHIV陽性であることを伝えるか伝えないかについて迷ったり悩んだりする人は少なくありません。相手との関係性や気持ちもいろいろでしょうし、セックスをすでにしているかしてないか、相手にどれくらい知識やリアリティがあるか、自分のプライバシーは守られるかなど、さまざまなことがら関係しますし、そのとらえ方もひとそれぞれです。人によって異なりますが、他の陽性者はどのようにしているかを知ることが役に立つことがあります。実際にHIV陽性者同士で会って話してみるのもよいでしょうし、ブログ、SNS、手記集などで体験を読んだりすることもできます。

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Living with HIV ~身近な人からHIV陽性と伝えられたあなたへ~

HIV陽性者のパートナー、家族、友だち、職場の仲間とHIV陽性者による計24編の手記と、基礎知識やデータを取りまとめたコラムで構成されている。伝える・伝えられるというそれぞれの気持ちに触れることができる。Webサイト版/冊子版があり、冊子はをWebサイト内より申し込むと無償配布される。(制作:ぷれいす東京)
http://lwh.ptokyo.org/

Ferry -フェリィ-

ゲイのHIV陽性者のための招待制ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。
http://ferrysns.web.fc2.com/

[人間関係・恋愛・SEX]

Q2:セイファーセックスをする場合でも、相手に対してHIVの感染を告げるべきでしょうか。 (ぷれいす東京「HIV/エイズ よくある質問・みんなの回答集」)
http://www.ptokyo.org/faq/Q/236

キーワードで探す → 伝える・伝えない パートナー

ミーティングイベント

 

6.セックス依存症かなと思ったら

依存症にはさまざまなタイプがあると言われています。アルコールやドラッグ(薬物)のように脳神経に作用する物質に依存したり、ギャンブルや買い物といった行為に依存したり、対人関係に依存したりする場合もあると言われています。

もしも、自分がセックスという行為や対人関係に依存かもしれないと思い、それによって何らかの生きづらさを感じている場合には、自分ひとりで考え込まずに、信頼できる人に話しをしてみたり、専門家に相談したりすると良いでしょう。まずは、自分がセックス依存症なのかどうかをセルフチェックをしてみるのも良いでしょう。

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SA-JAPAN

セックスアホーリクス・アノニマス、つまり性依存症者向けの団体であり、性的な渇望をやめ、性的にしらふになりたいという願いを持つ人の集まり。不倫を続ける、性風俗に通う、DVや性的虐待がやめられない、ストーカー行為、不特定多数の人たちとの恋愛、アダルトサイトを見続ける、援助交際、痴漢・窃視・盗撮・性的な犯罪行為などを含み、性の対象は同性・異性を問わない。ミーティング情報や性依存症かどうかセルフチェックできるページもある。
http://www.sa-japan.org/

SCA (Sexual Compulsives Anonymous)

SCA(全ての性的指向を含む、性的強迫症から回復したいと願っているあらゆる人に対して開かれているミーティング)の解説とミーティング情報を紹介している。乱交、ハッテン場通い、出会い系、風俗、不倫、恋愛依存、テレクラ、援助交際、ロリコン、のぞき、痴漢などを想定しているが、性依存症ではなく、性的強迫症としてとらえているところがSAと少し違う。ミーティング情報や性的強迫症かどうかセルフチェックできるページもある。
http://www.sca-japan.org/

アディクションに関するご相談 [LGBTと周囲の人のための相談一覧](QWRC)

薬物依存、アルコール依存、ギャンブル依存、摂食障害などのLGBTが電話相談や面談ができる関西地域の機関のリスト。
http://www.qwrc.org/soudan/soudan.html#01

キーワードで探す → 依存

電話相談